今回の記事は、以前(と言ってもはるか昔…)に更新した錦鯉の飼い方・飼育方法の記事にも載せたトロ舟・プラ舟飼育に欠かせない濾過装置の作り方となります。
濾過装置を作るにあたって大小問わず、失敗を重ねたのでそれを踏まえたポイントもお伝えできればと思います。
また、最初に申し上げますが、全くの素人の私でも出来たので作る事は、難しくありません。
実際に購入すると何万円もするので、自分で作るとめちゃくちゃ安上がり・高コスパを実現できます!
今回は、濾過装置の大まかな仕組みと必要な材料についてお伝えさせていただきますので少しお時間をいただければ幸いです。
2021年6月6日トロ舟・プラ舟の自作濾過装置について更新しました。 日本を代表する魚「錦鯉」 今では、海外からも注目され、毎年行われる品評会には、多くの海外の方も来られているほどです。 錦鯉のオークションでは、驚きの2億[…]
濾過装置とは?
濾過装置の役割ですが、簡単に言うと汚れを何回かにわたって除去していくというものです。
下の図をご覧下さい⇩
いくつかのろ材(濾過をするための物)を使用してプラ舟内の水を循環させて、水質の悪化を防いでいきます。
濾過をせずにいるとアンモニアや亜硝酸などの悪性の物質が、蓄積し錦鯉にじわじわとダメージを与えてしまう事に繋がります。
必要な物
水陸両用ポンプ
これがないと濾過装置を稼働させる事は、できません。
このコトブキ コアワパワー330は、水を吸い上げるパワーも水量もありパワフル。
収納BOX
深さのあるもの(1番下の段)
この箱は、何に使うかと言いますとろ材を入れて数段重ねていきます。
そして、上から水を落としていき、プラ舟に戻るという流れになります。
本来の使用用途としては、「何か物を入れる」が、正解なんだと思います。
作りを見るとしっかりしており、少し重い工具なんかを入れても問題ありません。
なのでその頑丈さを利用して外に使用する濾過装置にしてしまいましょう!
ろ材
上の段から説明していきます。
1段目(フィルターマット、ろ過綿)
この段は、プラ舟内の水を吸い上げて1番最初に水が、通る所になります。
なので大切なのは「大きなゴミを取る事」「交換のしやすさ」の2点。
この段が1番ろ材の交換頻度が高くなります。
フィルターマット
正しい使用方法としては、上部フィルターの濾過に使用する物ですが、私は、これを横に2枚置いて使用しています。
使用しているとフィルターマットの上に小さな葉っぱや枝などが、取れている事があるので大きめなゴミを取る事が、可能です!
ろ過綿
2段目(防犯砂利)
と思われた方もいると思いますが、自分もそうでした。
何か良いろ材は、ないかなと探していた時にかなり多くの方がブログに挙げているのを発見。
これが、めちゃくちゃろ材として優秀なんです。
安価なのは、もちろんですが、表面が、ザラザラしているため、汚れを受け止めてくれます!
ただ、このままの使用ではなくダイソーなどに売っている洗濯ネットに入れて使用する事をおススメします。
ダイソーの洗濯ネットでも十分です!(ダイソーをディスっているわけではありません笑)
3段目(リングろ材)
4段目(軽石、活性炭、牡蠣殻)
軽石
リンク
1番多い量のろ材を入れている段にもなるので高価なろ材だと少々財布にダメージが。
なので安価かつどこでも入手しやすい軽石を使用しています。
ただ安いだけでなく汚れの吸着能力も抜群です。
活性炭
飼育をしていると少しずつ、臭いが出てきます。
何もしていなかったら、プラ舟から激臭がする!なんて事も…
活性炭は、その臭いを軽減するために必要なアイテムです。
よく靴やトイレなど、臭いの気になるところに炭を置くと良い!と聞いた事が、あると思いますが、それと同じ原理です。
牡蠣殻
錦鯉の糞が、蓄積するとアンモニアを発生させてしまう原因に。
それを少しでも軽減させる事ができます。
まとめ
まったくプラ舟の水交換をしないという事はできませんが、濾過装置を使用すると水質を綺麗な状態に保てます。
また、ろ材を入れる段やろ材の種類によっても濾過能力が、変わってきますのでいろいろと試してみても良いかと思います。
あと大切な事は、錦鯉のために良い環境を作るというのはもちろんですが、diy感覚で楽しんで作ると簡単に完成しますよ。
ぜひ、世界に1つだけの自作濾過装置を作ってみて下さい!!