前回、更新した濾過装置の作り方の記事では、濾過装置の仕組みや必要な物についてお伝えさせていただきました。
今回の記事では、濾過装置の具体的な作り方についてお伝えさせていただきます。
濾過装置の作り方
それぞれの段の作り方をお伝えする前に全体をご覧下さい。
上から1.2段目と3.4段目で少し工程が変わってきます。
上の段から順にご説明させていただきます。
また、穴を開ける作業があるのですが、場所によって塩ビ管のサイズをVP16(外径22mm)とVP20(外径26mm)と2つの大きさを使い分けています。
その都度、塩ビ管のサイズを記入していくので参考にしてみて下さい。
1段目
まず行う事は、ひたすら収納ボックスの底の1マスに1つ穴を開けます。
穴を開ける際には、インパクトとドリルのセットがあるとスムーズかと思います(ナイト作業は厳しいかも)
開ける穴の大きさは、直径2mmくらいにしました。
最初は、1mmくらいにしていたのですが、うまく水が流れず試行錯誤しました。
けっこうしっかりと締めないと水漏れの原因になるので気合を入れて締めて下さい!
また、ねじ山の部分にシールテープを巻いた方が絶対に良いと思います。
私は、巻かずにいたら水漏れをして、結局巻きました。
これを巻くだけで水漏れが段違いになるので必須です!
2段目
防犯砂利を洗濯ネットに入れて、1段目と同じように底には穴を開けます。
そして、猫除けと鉢底シートを設置しましょう!
この洗濯ネットも…
ダイソーに売ってあるものを使いましょう。
抑えられるところは、コスパを重視してダイソーを活用するのが秘訣ですよ。
というかダイソー=質が悪いっていう考えが一新されました!
3段目
この段は、リングろ材を入れています。
そして、1・2段目とは違い、加工が必要になってきます。
分かりやすいので3→4段目のつなぎ目を見てみて下さい。
3段目で溜まった水が1つの塩ビ管を通り4段目に行くようになっています。
バルブソケットを使用して塩ビ管を下に伸ばしていきます(VP20/外径26mm)
塩ビ管のサイズが違うのは、上からくる水の量>下に流れていく量になってしまうとダムが決壊したようにこの段で水があふれてしまうため。
なので少し大きいサイズにしています。
横から見るとこんな感じです。
もちろん、テープシール&コーキングは忘れずに行ってくださいね!
これで3段目は終了です。
4段目
これが最後の段です。
この段は、上から流れてきた水をプラ舟に戻す段となります。
なので上の写真の様に2か所穴を開けてバルブソケットを繋ぎます。(VP20/26mm)
基本的には下の穴から水が排出されますが、上の穴は、何かトラブルがあった際に排出される場所になります。
開けなくても大丈夫だと思いますが、念のため私は、穴を開けて加工しました。
そして、下の穴の推移まで水が溜まり排出されるという流れになります。
そして、右側にあるパイプを3段目から来た水が通りこの段に水が入ってきます。
水が通りやすいように左右をこのようにカットします。
カットしないと汚れなどが溜まり、綱ってしまう原因になります。
すべて終えたら、軽石を投入します。
流れとしては、3段目から水が流れる→4段目底から水が溜まり、軽石によって濾過→プラ舟に戻る感じです。
調整
全部の段を重ねる
すべての段を重ねて塩ビ管、ポンプを繋げます。
水が循環して上から流れてきますが、水がしっかりと落ちていくか、途中で詰まったりしていないかなどをよく確認してください。
私は、この段階でテープシールを巻かなかった事を激しく後悔しました。
まとめ
きっと飼育しようとしている環境によっては、違う加工や方法を取らなくてはいけないかもしれません。
しかし、基本的には、それぞれの濾過の工程を通る事で水を綺麗な状況に保つ事ができると思うので少しでも参考になればと思います。
必要な物品や工具など簡略してしまいましたが、少しでも錦鯉ライフのお力になれればと思います!