キャンプの夜、サイトを優しく照らすオイルランタンの灯り。
となりのお父さんのランタンを前にゆっくりと一杯飲む姿に憧れてました。
数あるオイルランタンの中でも、定番中の定番・王道の名作が、ヒュアハンド ベイビースペシャル276です。
悩んだ結果、私もついに手に入れてしまいました。

実際にキャンプで使ってみると、「これは名作と呼ばれるわけだ…」と納得の使い心地だった一方で、有名な弱点である「オイル漏れ」対策もしっかり実施。
そこで今回は、
・フュアハンド276の実使用レビュー
・燃料に選んだ防虫パラフィンオイル
・オイル漏れを解決するパッキン交換の方法
・替え芯と純正ケースのレビュー
を、まとめてご紹介していきたいと思います。
フュアハンド ベイビースペシャル276とは

フュアハンド(FEUERHAND)は、1893年にドイツで誕生した、130年以上の歴史を持つランタンブランドです。
「ハリケーンランタン」という呼び名でも知られていて、風に強いシンプルな構造は、世界中のキャンパーに愛され続けています。
私が購入したのは、ベーシックな「ジンク」というカラー。
亜鉛メッキ処理されたマットな質感で、錆びに強いのが特徴です。
主なスペックは、
・タンク容量:約340ml
・燃焼時間:約20時間
・燃料:灯油またはパラフィンオイル
満タンにすれば、1泊2日のキャンプなら余裕でもってしまう計算です。
電池も充電もいらず、燃料を入れて芯に火を点けるだけ。
この「シンプルさ」こそが、130年間愛され続けている理由なんだと思います。
ちなみに私は、純正ケースと防虫オイル1Lがセットになった商品を購入しました。
本体・持ち運び・燃料が一度に揃うので、これからオイルランタンデビューする方には、セットでの購入がおすすめです。
実際にキャンプで使ってみたレビュー

早速、キャンプで実戦投入してきました。
結論から言うと、明るさは「照明」というより「雰囲気づくり」のためのランタンです。
LEDランタンのようにサイト全体を照らす力はありません。
でも、それがいいんです。
テーブルの上にひとつ置くだけで、炎のゆらぎが夜のキャンプサイトを一気に「あの雰囲気」にしてくれます。

火力調整もハンドルを回して芯の長さを変えるだけなので、初心者でも迷うことはありません。
ポイントは、芯を出しすぎないこと。
芯を出しすぎるとススが出やすくなるので、炎が「ちょこん」と出るくらいがちょうど良いと感じました。
燃料は防虫タイプのパラフィンオイルがおすすめ

フュアハンド276の燃料は、灯油またはパラフィンオイルが使えます。
私が選んだのは、ムラエの「レインボーオイル」の防虫フレグランスタイプ。
ユーカリやミントなどの天然ハーブ成分入りで、優しい香りとともに防虫効果も期待できるランプ用オイルです。
灯油と比べたときのパラフィンオイル系燃料のメリットは、
・臭いが少ない
・ススが出にくい
・引火点が高く、灯油より扱いやすい
こと。
デメリットは価格で、灯油よりだいぶ割高です。
それでも、テーブルの上で使うランタンだからこそ、臭いとススの少なさは大きなポイント。
夏のキャンプなら、虫除けを兼ねられる防虫タイプが一石二鳥でおすすめです。

ちなみに給油には、セリアで見つけたオイルボトルを使っています。
1Lボトルから直接注ぐとこぼしやすいのですが、この細口ボトルに小分けしておけば、現地での給油がグッと楽になります。
キャップ付きでオイルが漏れにくく、これが110円で買えるんだから驚きです。
キャンプコーナーに置いてあるので、セリアに寄ったらぜひ探してみてください。
弱点のオイル漏れは「パッキン交換」で解決

さて、ここからが今回の記事の本題です。
フュアハンド276には、有名な弱点があります。
それが、給油口キャップからのオイル漏れ。
実は給油口キャップの裏側のパッキンが紙製のため、燃料を入れたまま持ち運ぶと、揺れや傾きでオイルがにじんでしまうことがあるんです。
そこでキャンパーの間で定番になっているのが、
SANEIの水栓補修部品「ユニオンパッキン PP40-28×23」
への交換です。
直径28mm×内径23mm×厚さ2mmというサイズが、フュアハンドのキャップにまさかのシンデレラフィット。
ホームセンターや通販で数百円で手に入ります。
交換方法はとても簡単で、
・給油口キャップの裏の紙パッキンを剥がす
・代わりにゴムパッキンをはめ込む
これだけです。

装着後はキャップをしっかり締めれば、傾けてもにじみが出なくなりました。
ただしこのパッキンは本来水道用の部品なので、オイルランタンへの使用はあくまで自己責任で。
また、パッキンを交換しても芯の周りは密閉ではないので、横倒しにすれば漏れます。
基本は「燃料を使い切る・抜く」+「縦置きで運ぶ」を守った上での、保険としての対策と考えてくださいね。
替え芯も用意しておくと安心

芯(ウィック)は燃焼のたびに少しずつ短くなっていく消耗品です。
いざキャンプ場で「芯が短くて火が点かない…」とならないように、替え芯も用意しておきました。
フュアハンド276の純正芯は幅12.5mm。
純正品ならサイズの心配なくそのまま使えるので、初めての替え芯には純正をおすすめします。
交換の手順は、
・ホヤ(ガラス部分)を倒してバーナー部分を外す
・調整ハンドルを回して古い芯を抜く
・新しい芯を差し込み、ハンドルを回して送り出す
・外した部品を元に戻す
という流れで、初めてでも難しくありません。
新しい芯に交換したら、オイルが芯にしっかり染み込むまで10分ほど待ってから着火するのがポイントです。
ちなみに芯の先を山型や台形にカットすると、炎の形がきれいになるので、こちらもぜひ試してみてください。
純正ケースが想像以上に優秀だった

持ち運びには、フュアハンド純正の収納ケースを使っています。
しっかりした生地でホヤ(ガラス)を衝撃から守ってくれるのはもちろん、このケース、細かいところがよく考えられているんです。

フタの裏側にはメッシュポケットが付いていて、替え芯や取扱説明書がすっぽり収納できます。
ランタン本体と消耗品をひとまとめにして持ち運べるので、「あれ、替え芯どこにしまったっけ?」がなくなりました。
FEUERHANDロゴの刺繍もさりげなくて、所有欲を満たしてくれます。
まとめ

今回は、名作オイルランタン「フュアハンド ベイビースペシャル276」について、
・実際に使ってみたレビュー
・燃料は防虫タイプのパラフィンオイルがおすすめ
・オイル漏れはSANEIのパッキン(PP40-28×23)交換で対策
・替え芯の準備と交換方法
・メッシュポケット付きの純正ケース
をご紹介しました。
明るさこそLEDに敵いませんが、炎のゆらぎがつくり出す雰囲気は唯一無二。
シンプルな構造で手がかからず、パーツ交換しながら一生付き合える相棒になってくれるランタンです。
少しでも皆さんのキャンプライフのお役に立てれば嬉しいです。